FC2ブログ

好雪 片々不落別処

こうせつ、へんぺんべっしょにおちず・・・そして、ありのままの毎日を。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) |
高校生や短大生の授業では、
こどものうたを教材に扱うことが多いのですが、
短大に勤務する前の、こどものうたに関する知識といえば、
自分が小さい頃に歌ったものだけ。

あらためて、教える側として楽譜を見てみると、
自分が間違えて覚えこんでいたり、
こどものうたの歌詞には、見ようによっては結構シュールで、
教えちゃっていいのか?と仰天するようなものが多いなど、何かと驚かされます。
なかなか、奥深い世界ですよ。

さて、
今日の授業は「しまうまのうた」
比較的難しいので、就職用の弾き歌い課題曲にもなる、
しまうまが走っているような軽快な伴奏のついた曲なのですが、
歌詞が微妙かと。
皆さんはどう思われますか?

1番 おしゃれといったら白と黒 縞の上着を着てるだけ
後は駆け足早いだけ しまっ しまっ しましましまっ
2番 食べ物だったらのっぱらに 生えた青草食べるだけ
後は飲み水ほしいだけ しまっ しまっ しましましまっ

そーんな僕らをライオンめ めーったやたらとせめてくるー

3番 僕たちけんかは大嫌い そこでひとまず逃げるだけ
群れを作ってにげるだけ しまっ しまっ しましましまっ

1番、2番はいいとしましょう。
度重なる「だけ」が多少ネガティヴですが。
でも3番の、さっさか、さっさか逃げるしまうまは、
颯爽とした勇姿が思い浮かぶと同時に、
なにはともあれ困ったことがあったら逃げる。の~?
いいのか?!立ち向かわなくて。あるいは知恵を絞ってライオンを出し抜かなくていいのか?!
な~んて思うわけです。
きっと、これは平和主義のうたなんだね。きっと。
そうと思えばやたらめったら前向き好戦的な歌もあるので、
こどもの歌の世界は多様で不思議です。
子供たちは、歌を通して世界の複雑さを学んでいるのかもしれません(笑)

ともかく子供達はこの曲が大好き。
特に「しまっ しまっ しましましまっ」の部分で、
部屋中に無声音のshi音が響くのは圧巻です。

こどものうたはなかなか面白いので、
また第2弾やりますね~。
スポンサーサイト
毎週、水曜日の仕事帰りは、ヨガクラス。
小さく美しい先生の、優しい声が好きなのです。

いまやすっかり認知されているので、
ご存知の方ばかりだと思いますが、ヨガは呼吸がとても大事です。
一時間の間、ゆっくり息をすって、吐いて。
自分の呼吸を聞き、自分の体の声を聞く時間です。

ところが、この時間、
やたら昔の記憶がよみがえるので、ちょっと困っています。
それも、普段はまったく思い出さない、
およそ、なんの役にも立たないことが次々に甦るのです。
例えば、寮生時代の寮の間取りやら、
学校の練習室の匂いやら、
寒い日の朝練の途中でファミマにご飯に買いに行くときやら、
通学途中の、武蔵野の冬枯れの畑やら、
ひと波乱あった、ウィンドサーフィン合宿のサイパンの熱い夜の町の様子やら、
冬にこたつで鍋を囲んだ時の、窓が水滴だらけになった部屋やら…
時間が逃げることがないので、
思い出した記憶をどんどんたどっていく…
あまりに、懐かしく切なく、
ヨガのポーズをとりながら、涙がつつーっと流れる日も。
本当に、困ってしまいます。

呼吸には、記憶をよみがえらせる力があるのでしょうか?
小さい頃から、学校の面談では気持ちの振幅が大きいといわれていた私ですが、
20代から30代前半の感情のアップダウンの激しい本当にきつい時期を乗り越えて、
ようやく、自分の心をなんとかコントロールできるようになった気がします。
最近は、めったと落ち込まないし、
毎日、比較的こころ穏やかに過ごしていると、思っています。

けれど、深呼吸を繰り返し、自分の体を開放すると、
もしかすると、過去に封印してきた、いろんな思いや、
記憶が開放されていくのかもしれません。
本当に、不思議です。

そうやって自分をコントロールできるようになってくると、
音楽の嗜好も変わってきたような。
昔は聴けなかった作曲家も、時に好んで聞くようになりました。
そう、こんな夜は、フランシス・プーランク。
悲しみも喜びも、苦しみも、しっかり蓋をして、
そんな心を、時に切なく、時に幸せに、甘く慰め、許してくれるようです。
ふう、すこし大人になったのかな。

では、おやすみなさい。




| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。